平成29年8月23日
福井県立病院
担当者: 経営管理課 平林、吉田
代表(内線): 0776-54-5151(内線2047または2006)
メール: kenbyo@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://fph.pref.fukui.lg.jp/
知識と経験が豊富なチーム医療で、がんを治療 〜新しい抗がん剤治療の登場、次世代放射線治療機器の本格稼働〜  県立病院が、がん医療センターをリニューアルオープン(平成25年4月)し、4年が経過しました。この4年の間にスタッフ(医師、専門の看護師や薬剤師、作業療法士、理学療法士、管理栄養士、ソーシャルワーカー等)が蓄積した知識と経験を活かし、より充実した医療を提供しています。

 抗がん剤治療の分野では、近年、様々な分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害剤などの新規治療薬が次々と登場し、患者さんの選択肢が広がってきています。平成29年6月からは、免疫チェックポイント阻害剤(抗PD1抗体)を新たな部位のがんに対して用いる治験を開始しています。

 また、平成28年4月には、北陸初の次世代型放射線治療機器「TrueBeam(トゥルービーム)」を導入しました。第2世代の動体追跡照射装置を備え、呼吸や心臓の鼓動で動いている臓器を追跡し、動くがんだけを打ち抜くことができます。より正確に、短い時間で治療でき、患者さんの負担が軽減されました。

 県立病院では、がん医療センターに、がん専門の診察室、化学療法室、放射線治療室、がん相談支援センター、緩和ケアセンターを集約し、診療科の垣根を越えて、外科、内科、放射線科、病理診断科、緩和ケア科等が密接に連携し、また、様々な職種のスタッフがチームとなって、患者さん一人一人に最適な治療を実施しています。