平成28年1月28日
文書館
担当者:
柳沢・中村
電話:
0776(33)8890
メール:
bunshokan@pref.fukui.lg.jp
紹介:
http://www.library-archives.pref.fukui.jp
文書館月替展示で、屏風の下張りから出てきた福井城下の資料を紹介します
福井市街では、たび重なる大火や水害、空襲・地震によって町の自治や町人の暮らしを知ることのできる資料が驚くほど残されていません。
文書館では、20年前に屏風の下張りからまとまって見つかった福井城下「寄合所」の資料をこのたび整理し、公開することになりました。これらの資料からわかる200年前の人びとの暮らしを紹介します。
1 タイトル 「屏風の下張りタイムカプセル
―寄合所の資料からよむ城下のくらし―」
2 期 間 平成28年1月29日(金)〜4月10日(日) 文書館閲覧室
3 主な展示内容
・寄合所から出された文書が、なぜ残ったの?
これらの文書は、各組頭の間を順に送られ受領印(花押)を押されて、最後
に寄合所へ戻される仕組みになっていたようで、約2000点のまとまった資料
が下張りに使われていました。
・組頭たちが参上した「江端御迎(おむかえ)」って?
組頭ら有力町人は、参勤交代で江戸から帰国する藩主松平治好(はるよし)
を、城下南の江端村まで出迎えました。
・のべ人足2万人が動員された事件とは?
それは1819年11月から12月にかけての出来事でした。さて・・・。
・勝山の殿様の到着が夜にかかることがわかると、すぐさま出された命令は?
家いえの前に行灯をさし出すことが命じられました。こんなハレの時には、
意外に明るい夜の福井城下だったのかもしれません。
4 実習「屏風・襖(ふすま)等の下張り資料のはがし方」
3月9日(水)13:30〜15:30 文書館研修室
(定員20名程度、要事前申込み)
講師 平田正和氏((株)工房レストア代表取締役社長)