平成27年11月19日
福井県立図書館 
担当者: 野田、長野
電話: 0776-33-8860
メール: tosyokan@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://www.library-archives.pref.fukui.jp/
松平文庫テーマ展「幕末福井藩、造船への挑戦」を開催します  11月20日に販売開始されるフレーム切手「(世界文化遺産)明治日本の産業革命遺産」に、松平文庫「昇平丸御軍艦」の写真が使用されることになりました。これにちなみ、幕末福井藩の造船事業への挑戦をうらづける史料を紹介します。
 つきましては、県民の皆様への周知についてご協力をお願いいたします。

 ※「明治日本の産業革命遺産」…平成27年7月に世界文化遺産に登録


                 記

1 タイトル 松平文庫テーマ展「幕末福井藩、造船への挑戦」

2 期  間 平成27年11月27日(金)〜平成28年1月27日(水)

3 場  所 福井県立図書館 閲覧室入口付近

4 主な展示資料
      幕末の福井藩では、洋式船の建造事業が進められ、佐々木権六、三岡
      石五郎(由利公正)らがこれに携わりました。本テーマ展では、本事
      業のための参考資料として収集された洋式帆船の図面やオランダの造
      船書、福井藩が安政6年(1860)に竣工した洋式帆船「一番丸」
      に関する史料を展示します。

      (1)「昇平丸御軍艦」(松平文庫1086)
       薩摩藩が安政元年(1854)に竣工したスクーナー型洋式帆船の
       図面。図面は薩摩には残っておらず、松平文庫にのみ収蔵。
      (2)「君沢型御船」(松平文庫 1087)
       安政2年(1855)、幕府が量産したスクーナー型洋式帆船の図
       面。ロシア人船員と共同で建造した「ヘダ号」を量産化したもの。
       福井藩の造船事業のための参考資料。
      (3)「奉答紀事」(松平文庫219)
       中根雪江が著した歴史書。福井藩士佐々木権六が帆船「一番丸」の
       建造に取り組んだこと、船の雛形の完成度の高さにジョン万次郎が
       驚いたことなどが記されている。
      (4)「越前世譜茂昭様御代」(松平文庫119)
        越前松平家の公的な歴史書。帆船「一番丸」の図が載っている。

5 そ の 他 展示解説シートを配布します。


 <参 考>
 日本郵便 プレスリリース
 オリジナル フレーム切手セット「明治日本の産業革命遺産」全14種類の販売
 開始について
  https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2015/00_honsha/1105_01.html