平成29年7月20日
福井県立図書館
担当者:
長野、野田
電話:
0776-33-8860
メール:
tosyokan@pref.fukui.lg.jp
紹介:
http://www.library-archives.pref.fukui.jp/
松平文庫テーマ展「医学書を著した福井ゆかりの医者たち」を開催します
県立図書館では、県ふるさと文学館夏季企画展「医と文学」および県立歴史博物館特別展「越前若狭の医学史」の開催に関連し、所蔵する貴重図書の中から、戦国〜江戸時代に出版された福井ゆかりの医学書3件を展示します。
あわせて、その医学書の著者(医者)と福井とのゆかりを示す松平文庫史料も展示し、医学の歴史において福井が果たした役割について紹介します。
つきましては、県民の皆様への周知についてご協力をお願いいたします。
記
1 タイトル 松平文庫テーマ展「医学書を著した福井ゆかりの医者たち」
2 期 間 平成29年7月22日(土)〜9月10日(日)
[期間中の休館日:8月24日(木)、9月4日(月)]
3 場 所 県立図書館 閲覧室入口
4 主な展示資料
○『勿聴子俗解八十一難経』
(ふっちょうしぞっかいはちじゅういちなんぎょう)
天文5年(1536)刊[県立図書館蔵]
県立図書館の蔵書で最古の資料(約480年前の刊行)。朝倉孝景の命を
受けた谷野一栢(たにのいっぱく)が、明(みん)代の医書を校正して一
乗谷で出版。日本で二番目に古い印刷医学書に位置付けられている。
○『日用医療指南大成』(にちよういりょうしなんたいせい)
正徳5年(1715)序、寛政6年(1794)刊[県立図書館蔵]
一般向けに分かりやすく書かれた医書。著者は岡本一抱子(いっぽう
し)。一抱子の父は吉江藩に仕えた杉森信義で、次兄は近松門左衛門。
母方の祖父は福井藩医・岡本為竹(いちく)。
○『解臓図賦』(かいぞうずふ)
文政6年(1823)刊[県立図書館蔵]
文政4年(1821)京都の医者・小森桃塢(とうう)とその門人たちが
行った解剖をふまえて著された解剖書。著者は桃塢の門下で福井の医者・
池田冬蔵(とうぞう)。
<参 考>
・県ふるさと文学館 夏季企画展「医と文学―杉田玄白からかこさとし、山崎光夫
まで―」[7月15日(土)〜9月18日(月・祝)]
・県立歴史博物館 特別展「越前若狭の医学史―ふくいの医人たち―」
[7月21日(金)〜8月27日(日)]