平成28年10月18日
福井県立図書館
担当者:
(図書館)宮川・芹川 (文書館)藤井 (ふるさと文学館)松井
電話:
(図書館)0776-33-8860、(文書館)0776-33-8890、(ふるさと文学館)0776-33-8866
メール:
tosyokan@pref.fukui.lg.jp
紹介:
http://www.library-archives.pref.fukui.jp
「白川文字学の室」リニューアルオープンにあわせて、県立図書館、文書館、文学館において記念企画展を開催します
県立図書館では、漢字・文字研究の第一人者で、本県出身の白川静博士の没後十年を記念して、「白川文字学の室」をリニューアルオープンするとともに、県立図書館・文書館・ふるさと文学館において各種関連企画を開催し、白川静博士を偲ぶとともに、独創的な漢字解釈である「白川文字学」に広く関心を持っていただく契機とします。
つきましては、県民の皆様への周知について、ご協力をお願いします。
記
○県立図書館 特集コーナーの設置
◎白川静博士没後十年特集「白川静のことば」
期 間 10月21日(金)〜11月3日(木・祝)
場 所 福井県立図書館 閲覧室
内 容 白川静博士の著書と、漢字の成り立ちを影絵的な手法で独自に表現したイ
ラスト(制作:イラストレーター 金子都美絵氏)などを展示し、白川文字
学を紹介します。
○文書館 記念企画展
◎「漢字の いろは!?−『千字文』で学ぶ−」
期 間 10月21日(金)〜11月3日(木・祝)
場 所 福井県文書館 閲覧室
内 容 江戸時代の寺子屋において、漢字学習の教科書として広く使われていた
『千字文』を展示します。
[主な展示資料]
・『画引十体千字文網目』
〔1756年(宝暦6)、文書館蔵(吉川充雄家文書C0037‐00608)〕
・『訂正古訓古事記』
〔1803年(享和3)、県立図書館 松平文庫A0143‐00469)〕
○ふるさと文学館 記念企画展
◎「白川静に影響を受けた文学者と漢字」展
期 間 10月21日(金)〜12月21日(水)
場 所 福井県ふるさと文学館 福井の文学プロローグゾーン(壁面ケース内)
内 容 文学の視点から白川博士の業績についてさらに関心や理解を深めていただ
けるよう、白川文字学に影響を受けた文学者についてパネルで紹介し、原
稿、色紙、著作本など関連資料を展示します。
[紹介する文学者]
宮城谷昌光、辻原登、村上春樹、石牟礼道子(小説家)、
李良枝(小説家)、栗田勇(フランス文学者、作家)、
高橋睦郎(詩人、俳人、評論家)
監 修 小山鉄郎氏(共同通信社編集委員兼論説委員)
◎県立嶺北特別支援学校作品展示
「作家に学ぶ越前和紙の美と技〜共同制作活動を通して〜」
期 間 11月2日(水)まで
場 所 福井県立図書館 エントランスホール(「白川文字学の室」に隣接)
内 容 「ふるさと福井」をテーマにした福井県立嶺北特別支援学校高等部の古代
文字書道作品と、県内高等学校写真部の作品を、越前和紙作家 長田和也氏
の卓越した技巧、独創性により和紙に漉き込んで連ねた、三者のコラボレ
ーションによるアート作品(約350cm×350cm)の展示。
(参考)
◎「白川文字学の室」リニューアルオープン
日 時 10月21日(金) 13:50 テープカット
場 所 福井県立図書館 白川文字学の室
内 容 白川博士の書斎を忠実に復元するとともに、研究の足跡がわかる関連資料
や著書の展示、拓本のトレース体験により研究の追体験ができるコーナー
等を設置します。
※この他にも、県立図書館内において次のような関連企画が開催されます。
◎集まれ!「わたしの漢字」展
(県内の児童・生徒による越前和紙に揮毫した作品展示)
◎清水寺貫主による「今年の漢字」展(共催:日本漢字能力検定協会)
場 所 福井県立図書館 多目的ホール
◎「白川静パネル展」(共催:立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所)
場 所 福井県立図書館 研修室
[問合せ先]福井県教育庁生涯学習・文化財課 電話:0776−20−0559
[期 間]10月21日(金)〜11月3日(木・祝)