平成26年6月20日
福井県工業技術センター
担当者: 機械金属部 佐々木・近藤
電話: 0776-55-0664
代表(内線): 0776-55-0664 (5376)
メール: kougi@fklab.fukui.fukui.jp
紹介: http://www.fklab.fukui.fukui.jp/kougi/
工業技術センターが革新的なコイル巻き技術を開発  福井県工業技術センターは、株式会社三輪機械と共同で、眼鏡枠(リム)の曲げ加工技術を活用して、モーター等に用いるコイルを効率的に製造する技術を開発しました。

【新しいコイル巻き技術の概要】
 芯に銅線を巻き付けていく従来のコイル巻き技術には、銅線の間に隙間が生じる、銅線表面のコーティングにダメージを与えてしまうという問題がありました。
 今回開発したコイル巻き技術は、芯を使わずに銅線を曲げるため、(1)銅線の間に隙間ができない(2)銅線に大きな力を掛けないのでコーティングが痛まない(3)一台の装置で様々な形状のコイルが製造できる、という特徴があります。
 
 この技術は、県工業技術センターが保有する特許技術を基に、眼鏡用リム曲げ加工装置を製造・販売している株式会社三輪機械と共同研究を進めることで開発されました。
 また、この研究の基となった眼鏡の高精度リム曲げ加工に関する研究は、WAI(The Wire Association International ,Inc)の2014年銀賞(非鉄部門)を受賞するなど、高い評価を受けております。

 ※詳細は添付の「補足資料」をご覧ください。