平成27年7月31日
健康増進課
担当者: 竹内、西田
電話: 0776‐20‐0348、0352
代表(内線): 0776-21-1111(内線2620、2628)
メール: kennzou@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kenkou/index.html
熱中症に注意しましょう!  気象庁によると、福井県地方は8月に入ってからも真夏日が続く上、最高気温が
35℃を超す猛暑日になる日もあることが見込まれています。
 夏休み期間中は、子どもの屋外での活動や御家族での外出の機会も増えることから、熱中症予防のための十分な備えが必要です。
 また、高齢者は、体温の調節機能が低下することで、部屋の中でも熱中症にかかることがあり注意が必要です。 
 つきましては、十分な水分補給や適切な冷房の利用など、下記の予防策を改めて幅広く周知していただきますよう、よろしくお願いします。
 
                     記

1 予防策 
(1)外出する時は、日傘・帽子を利用し直射日光は避けましょう
(2)涼しい服装とし、吸湿性や通気性のよい素材を選びましょう
(3)水分をこまめにとりましょう
(4)汗をかいた時には塩分の補給も忘れずに行いましょう
(5)日陰を利用し、こまめに休憩をとりましょう
(6)こんな日は注意しましょう 
   ・気温が高い日 ・湿度が高い日 ・風が弱い日 ・急に暑くなった日
(7)こんな人は特に注意しましょう
   ・高齢者、幼児 ・体調の悪い人 ・肥満の人 ・暑さに慣れていない人
(8)気温や湿度の高い日には無理せず適度に扇風機やエアコンを使用するようにしましょう

2 発症時の処置
(1)涼しい環境への避難
  ・風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内に避難させましょう
(2)脱衣と冷却
  ・衣服を脱がせて、体から熱の放散を助けます
  ・露出させた皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぎ体を冷やしましょう
  ・氷嚢があれば、それを頸部、腋窩部(脇の下)、鼠径部(大腿の付け根)に
   当てて皮膚の直下を流れている血液を冷やしましょう
(3)水分・塩分の補給
  ・冷たい水を与えましょう
  ・大量の発汗があった場合は塩分を補給しましょう(スポーツドリンク、食塩水(水1リットルに1〜2gの食塩)など)呼びかけや刺激に対する反応がおかしい時や、吐き気を訴えたり嘔吐する時は経口で水分をとるのはやめましょう
(4)自分で水分の摂取ができないときは、緊急で医療機関に搬送しましょう

3 暑さ指数(WBGT)の実況値および予測値
 熱中症を引き起こす環境条件としては、気温のほかにも湿度、風の有無、日差し等が関係しています。こうした条件のうち、人体に与える影響の大きい ア.湿度、イ.日差し等からの輻射熱(黒球温度)、ウ.気温の3つを取り入れた指標として「暑さ指数(WBGT)」があります。
 熱中症予防に活用していただくため、環境省が公表している県内9ヶ所の観測地点における「暑さ指数(WBGT)」予測値を掲載しています。(福井、三国、越廼、勝山、大野、今庄、敦賀、美浜、小浜)
 熱中症は、真夏の炎天下で発生しやすいイメージですが、屋内や夜間でも発生しますので、暑さ指数を参考に、水分を補給するなどで熱中症を予防しましょう。

(参  考)
●福井県健康増進課ホームページ
  http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kenkou/kenkou-zukuri/netyuusyou.html

●環境省熱中症情報に関するホームページ等
  熱中症予防情報サイト http://www.wbgt.env.go.jp/
  熱中症環境保健マニュアル(2014年3月改訂版) 
      http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual.html