令和元年9月17日
福井県立若狭歴史博物館
担当者: 酒井健治
電話: 0770-56-0525
メール: w-rekisi@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://wakahaku.pref.fukui.lg.jp/
リニューアル5周年記念特別展「海と山の美(うま)しもの―食がつなぐ若狭と都―」を開催します  若狭歴史博物館では、リニューアル5周年記念特別展として、食をめぐる若狭と都の関係について紹介する特別展「海と山の美(うま)しもの―食がつなぐ若狭と都―」を開催しますので、お知らせします。 


                 記


1 名  称
  リニューアル5周年記念特別展
   「海と山の美(うま)しもの―食がつなぐ若狭と都―」


2 会  場
  福井県立若狭歴史博物館 企画展示室
  (住所:小浜市遠敷2丁目104  電話:0770-56-0525)


3 会  期
  令和元年10月5日(土)〜11月4日(月・振休)
  ※会期中の休館日:10月21日(月)


4 開館時間 
  9時から17時まで(入館は16時30分まで)

     
5 観 覧 料
  一般500円、高校・大学生400円、小中学生300円(常設展も観覧可)
   ※障がい者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は半額
   ※20名以上の団体は2割引


6 内  容 
  若狭地域(福井県南部)は、古代から「御食国」と考えられ、都に住む人々に
 魚貝や塩などの海産物を供給し、江戸時代になっても「鯖街道」をとおして豊か
 な海産物を届けました。京都の年中行事の際に食される鯖寿司は、その名残とも
 言われています。また、各地から食材が集まる京の都においては、平安貴族の饗
 応のための大饗料理、武家の饗応のための本膳料理など、さまざまな料理様式が
 成立し、今日の京料理にも影響を与えました。
  本展示では、食材の供給が古代から近世にかけて、連綿と行われていたこと、
 それら食材が海産物にとどまらないバラエティ豊かなものであったことや、供給
 先であった都で花開いたさまざまな食事とその風景を考古資料、古文書や絵巻物
 当時の食事を再現した模型などから紹介します。


7 おもな展示予定資料
 ・平城宮・京跡出土木簡(奈良時代、奈良文化財研究所蔵、国宝含む)
 ・奈良時代における貴族・庶民の食事模型(奈良文化財研究所蔵)
 ・彦火火出見尊絵巻(平安時代後期、明通寺蔵、県指定文化財)
 ・病草紙(平安時代後期、京都国立博物館蔵、国宝)
 ・若狭秦家文書(鎌倉時代、京都大学総合博物館蔵、重要文化財)
 ・酒飯論絵巻(江戸時代中期、茶道資料館所蔵)
 ・天正10年安土御献立(御食国若狭おばま食文化館蔵)
 ・心光院所用鉄線蒔絵膳 一式(江戸時代前期、心光寺蔵、小浜市指定文化財)
 ・八百比丘尼縁起掛軸(空印寺蔵、江戸時代)【初公開】


8 関連行事
(1)記念講演「若狭の海から天皇の食卓へ」
   日時:10月6日(日) 13時30分〜15時
   会場:若狭歴史博物館 講堂
   講師:佐藤全敏氏(東京女子大学現代教養学部 教授)
    ※聴講無料(申込不要)

(2)キッズミュージアム「古代のお菓子を作ってみよう!」
   日時:10月13日(日) 13時30分〜15時
   会場:若狭歴史博物館 講堂
   対象:小学生(4年生以下は保護者同伴)           
   定員:20名(要事前申込み、先着順)
   料金:100円(保険代)
   講師:当館職員

(3)記念講座「生間流式包丁の実演」
   日時:10月20日(日)14時〜15時
   会場:若狭歴史博物館 エントランスホール
   講師:萬亀楼のみなさま
    ※聴講無料(申込不要)