平成30年7月25日
県立美術館
担当者:
主任学芸員 西村直樹
電話:
0776-25-0451
メール:
finearts@pref.fukui.lg.jp
紹介:
http://info.pref.fukui.jp/bunka/bijutukan/bunka1.html
「講演会『フランスがもたらした大津絵の再発見 −バルブトー、ルロワ=グーランからマティス、ピカソまで−』」を開催します!!
福井県立美術館、福井大学では、下記のとおり、「講演会『フランスがもたらした大津絵の再発見 −バルブトー、ルロワ=グーランからマティス、ピカソまで−』」を開催しますので、お知らせします。
記
1 名 称:「講演会『フランスがもたらした大津絵の再発見
−バルブトー、ルロワ=グーランからマティス、ピカソまで−』」
2 講 師:クリストフ・マルケ氏
(フランス国立極東学院(EFEO)院長、大津びわ湖PR大使)
3 開催日時:平成30年7月28日(土)14:00〜
4 会 場:福井県立美術館講堂
5 主 催:福井県立美術館、福井大学
6 参 加 料:無料 事前申込不要(当日直接会場へ)
※詳細はHPをご覧ください
7 内 容
パリ日本文化会館で開催される『大津絵−江戸時代の庶民絵画−(仮称)』(2019年春)に先立って、フランスと大津絵の関係について講演いたします。
洋画家の先駆者浅井忠は、1900年のパリ万博を見学したのち、京都で大津絵に出会います。浅井はその素朴でユーモラスなデザインを近代工芸に活かす試みをしました。また明治末期にフランスから帰国した画家が、大津絵は「まるでロダンだ」と述べたという記録もあります。つまり、デフォルメやプリミティヴィズムの波が到来し始めたフランス近代美術との出会いが、大津絵を再発見する契機になったのです。
今回は、近代西洋美術に触れた洋画家たちの視点がもたらした戦前の大津絵再評価の機運と、当時フランスで大津絵に関心をもったピカソ、浮世絵研究家のバルブトー、先史学者ルロワ=グーランなどについてお話したいと思います。