令和元年9月13日
文書館
担当者:
長野、柳沢
電話:
0776(33)8890
メール:
bunshokan@pref.fukui.lg.jp
紹介:
https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp
文書館松平文庫テーマ展「藩士の給与のカタチ」を開催します
江戸時代の武士について、例えば「知行百石」という形で知行高を示し、その給与や家格の高下を紹介することがあります。福井藩士の場合、こうした「知行取(ちぎょうとり)」にはいくつかの種類があり、これとは別に「切米取(きりまいとり)」という給与の形態がありました。
本展示では、はじめ吉江藩士でのちに福井藩士となった河崎(川崎)宗鋪に宛てられた「給与明細」の形態の変遷を紹介するとともに、吉江藩と福井藩における多様な「給与のカタチ」を取り上げます。
記
1 展示名 「藩士の給与のカタチ」
2 期 間 令和元年9月13日(金)〜10月23日(木)
休館日:月曜、祝日の翌日、第4木曜
3 場 所 県文書館 閲覧室(福井市下馬町51―11 県立図書館内)
4 展示資料(一部)
・「知行宛行状(ちぎょうあてがいじょう)」 寛文11年(1671)
吉江藩主・松平昌親(当時は昌明)が河崎宗鋪に知行100石を与えた際の文書。
吉江藩時代の知行宛行状としては、現存が確認される唯一のもの。
・「知行宛行状」 延宝5年(1677)
福井藩主・松平綱昌が河崎に知行100石を認めた際の文書。
100石の内訳として、具体的な村名が記されている。
・「知行書出」 貞享4年(1687)
福井藩勘定所の奉行が交付した文書で、河崎の知行100石を認める内容。
藩主名による知行宛行状の代わりに交付されるようになったもの。
・「吉江給帳」 延宝2年(1674)
吉江藩の藩士名簿。
・「御用式目」 宝永4年(1707)
福井藩の法令集。