令和3年10月26日
福井県ふるさと文学館
担当者:
小林 岩田
電話:
0776-33-8866
メール:
bungakukan@pref.fukui.lg.jp
紹介:
https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/
ふるさと文学館秋季企画展 深田久弥没後50年記念展「山があるから」を開催します!
2021年は、『日本百名山』で知られる深田久弥の没後50年にあたります。深田は石川県加賀市に生まれ、白山を眺め育ちました。福井中学校(現・藤島高校)で青春時代を過ごした深田は、百名山の一つに福井県の荒島岳を選んでいます。
本展では、没後50年を機に、深田久弥の実像に迫ります。また、井上靖や新田次郎の山岳小説とそのモデルにもなった登山家・松濤明や加藤文太郎、エッセイや写真で山々の姿を表現し続ける増永迪男、石川直樹など、作家・登山家たちの貴重資料から山の文学の魅力を広く紹介します。
新型コロナウィルスの感染状況に応じ、予防対策を十分に講じて行いますので、県民の皆様への広報にご協力ください。
なお、報道機関向け説明会を10月30日(土)13:00より行いますのでご参加ください。14:00からは増永迪男氏の記念講座も開催いたします。
記
1 題 名 深田久弥没後50年記念展「山があるから」
2 会 期 2021年10月30日(土)〜2022年1月23日(日)
*1月10日(月)以外の月曜日、11月4日(木)、11月24日(水)、
11月25日(木)、12月23日(木)、12月29日(水)〜1月3日(月)、
1月11日(火)
3 会 場 福井県ふるさと文学館(福井市下馬町51−11 県立図書館内)
4 内 容
(1)第1章 山と文学
深田久弥は山の品格や歴史、個性などを基準に日本百名山を選定した。百名
山が描かれた井上靖『氷壁』や新田次郎『強力伝』など古今東西の山の名著
を紹介する。また、登山家・松濤明の最期の手帳など山岳書籍の名作に関連
する一級資料を展示。
(2)第2章 深田久弥の世界
深田久弥が「二つのふるさと」という加賀・福井とのつながりや、文学者・
登山家としての仕事や交流など深田の軌跡を作品とともに紹介する。
(3)第3章 ふるさとの山
深田久弥は「日本人は大ていふるさとの山を持っている」と綴っている。
福井から眺めることができる山々を描いた様々な作家の文学を紹介する。
(4)第4章 ヒマラヤへ
深田久弥は「すべての登山家の夢はヒマラヤへつながっている」と語り、
ヒマラヤ研究に没頭し遠征した。深田を始め多くの人を魅了するヒマラヤ
をみつめた登山家・作家の作品を紹介する。
5 展示資料
・深田久弥「日本百名山」原稿(加賀市深田久弥山の文化館蔵)
・深田久弥「九山山房」扁額、ピッケル(個人蔵)
・芥川龍之介「河童図」書幅(日本近代文学館蔵)*前後期で展示替えあり
・松濤明 最期の手帳(市立大町山岳博物館蔵)
・井上靖「『氷壁』について」原稿(日本近代文学館蔵)
・増永迪男ピッケル(個人蔵)
・石川直樹愛用品、映像作品(個人蔵) など約100点
6 関連イベント
(1)文学講座「文学に選ばれた山―ふるさとの山を含めて―」
講 師:増永迪男氏(山岳エッセイスト、登山家)
福井の山を知り尽くす増永氏に山と文学についてお話しいただきます。
日 時:2021年10月30日(土)14:00〜15:30
場 所:県立図書館 多目的ホール
定 員:60名(申込要)*申込終了しました。
(2)石川直樹氏講演会
講 師:石川直樹氏(写真家)
世界各地を旅し、山と向き合ってきた石川氏に、創作活動についてお話し
いただきます。
日 時:2021年12月11日(土)14:00〜15:30
場 所:県立図書館 多目的ホール
定 員:60名(申込要)
(3)山の文学キネマ
〇映画「氷壁」
(監督:増村保造/出演:菅原謙次、山本富士子/96分/1958年)
原作は井上靖の『氷壁』。冬の穂高連峰への登攀や、山岳事件を取り巻く人々
の心情が描かれる。
日 時:2022年1月8日(土)13:30〜15:20
場 所:県立図書館 多目的ホール
定 員:60名(要申込)
〇映画「滝を見にいく」
(監督・脚本:沖田修一/88分/2014年)
山中の滝を目指しツアーに参加するも遭難してしまった人々を描くヒューマン
コメディ。
日 時:2022年1月16日(日)13:30〜15:10
場 所:県立図書館 多目的ホール
定 員:60名(要申込)
(4)クイズラリー
展示室にあるクイズを解いて、オリジナルグッズをゲットしよう!会期中、
文学館カウンターで受付!