平成29年10月10日
文書館
担当者: 堀井、柳沢
電話: 0776(33)8890
メール: bunshokan@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://www.library-archives.pref.fukui.jp
若狭図書学習センターで出張展示「ごめんね。ありがと。展」を開催しています  いろいろな形の「ごめんね。」「ありがとう。」の資料をあつめた県文書館の月替展示「ごめんね。ありがと。展」を小浜市の若狭図書学習センターで出張展示しています。
 出張展示では、月替展示の内容を一部変更し、嶺南地域の資料などを新たに追加しています。


1 タイトル  「ごめんね。ありがと。展」
 
2 期  間  平成29年9月30日(土)〜11月5日(日)

3 会  場  若狭図書学習センター エントランスホール
        (小浜市南川町6−11)

4 主な追加資料
・【我は疱瘡神、世話になった……】ありがと(遠敷郡小浜町(現在の小浜市))
  豪商組屋家に伝わる組屋六郎左衛門と疱瘡(天然痘)神との逸話
  (六郎左衛門が航海中に親切にした老人が実は疱瘡神。親切のお礼に疱瘡から
   身を守ってもらえるように)(「疱瘡守略縁起」)
  話は広まり若狭や小浜の地誌にも掲載(「若狭郡県志」「拾椎雑話」)
  (組屋家文書 小浜市教育委員会蔵)

・【過言を放ってしまって……】ごめんね(三方郡食見浦(現在の若狭町))
  1765(明和2)年、食見浦の村人が集り話し合っていたとき、一人が
  過言を放ってしまい、以後、浦の中で孤立。お詫びも聞き届けてもらえず
  1790(寛政2)年、過言から25年、再度のお詫びで、ようやく聞き
  届けてもらえ、和睦
  ※展示資料は1790年の詫び状
  (桜井市兵衛家文書 福井県文書館蔵)

・【短気が直らなくて……】ごめんね(丹生郡南菅生浦(現在の福井市)
  1912(明治45・大正元)年、福井中学校(現在の藤島高校)2年生
  松田幸農さんの夏休みの宿題(修身(道徳)の作文)
  ひと夏の間、短気を直そうと奮闘。ひと月たっても、やはり短気は起きるが、
  「短気は損気」の諺が身につき、短気な行動は自制できるように
  (松田三左衛門家文書 福井県文書館蔵)