平成27年10月18日
ブランド営業課
担当者: 獅子原、田中
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「幕末・明治の偉人」講演会を開催しました。  このたび、県では、3年後の平成30年に明治維新150年を迎えることから、福井県の偉人を県民に知っていただくために、下記のとおり講演会を開催しました。会場には、約230人の歴史愛好家らが参加し、参加者は、幕末・明治の魅力に触れるとともに、由利公正など、当時の日本を動かした福井の偉人の功績などを学びました。
 講演内容等は次のとおりです。
 

                記

1 日 時  平成27年10月18日(日)13:30〜15:00

2 場 所  福井県国際交流会館地下1階 多目的ホール
        
3 テーマ  「近代財政の先覚者―由利公正」 

4 講 師  尾崎 護(おざき まもる)氏
        <由利公正主人公小説「経綸のとき」作者・元大蔵事務次官>
 
5 講演概要
   ・10年の年月をかけて由利公正について情報収集し、「経綸のとき」を
    執筆。その間に福井県を何度も取材で訪れ、その縁で現在も福井県を
    訪れることが多い。
   ・由利公正が福井藩の財政を立ち直した実績により明治新政府の財政担当に
    抜擢されたエピソードや太政官札を発行したエピソードを紹介。
   ・西郷隆盛、木戸孝允らが由利公正の財政の手腕を高く評価していたことを
    紹介するとともに、「国民が富めば、国が富む」という発想は、現在の
    経済政策の通説となっていると評価。
   ・明治4年東京府知事に就任。翌年大久保利通にすすめられ、息子を連れて
    岩倉遣欧使節団に参加。その間に府知事を罷免された。
   ・4年4カ月の幽閉蟄居となるなど、福井藩では必ずしも認められなかった
    が、叙位叙勲や華族になったことが彼の功績を示している。
      
6 質疑応答
   由利公正にあって現在の日本のリーダーに欠けているものや、由利公正の
   晩年の暮らしぶり、子孫の活躍等について質疑応答が交わされた。

   ※ご希望があれば講演会の写真データをお渡しできますので、お申し出
    ください。