平成27年4月22日
こども歴史文化館
担当者:
宮川・奥田
電話:
0776-21-1500
メール:
koreki@pref.fukui.lg.jp
紹介:
http://info.pref.fukui.jp/koreki/index.html
特別展「楽本展・たのしいほんてん」を開催します
4月から5月にかけては、「こどもの読書週間」(4月23日〜5月12日)があり、これに関連してこどもの読書にまつわるさまざまな記念日・イベントがあります。今年2月に福井県ふるさと文学館が開館したこともあり、ふくいの子どもたちが豊かな読書生活を送るきっかけとなるよう、本をテーマとした特別展「楽本展・たのしいほんてん」を開催します。
本が広く庶民にまで読まれるようになった江戸時代の本から、大正から昭和時代初期の装丁家の手になる美しい装丁の本のほか、形状を工夫した本(ポップアップ絵本・豆本)を展示します。
1 会 期 平成27年4月25日(土)〜6月7日(日)
<会期中休館日:5月7、11、18、25日、6月1日>
2 会 場 福井県立こども歴史文化館 3階特集ひろば
〒910-0853福井市城東1-18-21 電話:0776-21-1500
3 開館時間 午前9時から午後5時まで(入館は4時半まで)
4 観 覧 料 無 料
5 展示構成およびおもな展示物
(1)本の印刷の歴史
日本で出版文化が根付き、本が全国に普及したのは、江戸時代でした。
この時代 の木版印刷から、明治以降の活版(活字)印刷、コンピュータ制御の
現在の印刷まで、印刷の歴史を紹介します。
・版木(江戸時代)
・鉛活字(活版印刷で使用したもの)
・色校正紙、束見本など(現在の印刷)
(2)本の形の歴史
江戸時代から明治時代初期まで、日本の本の主流であった和綴じの本(和本)
から西洋から本が大量に流入したことに刺激を受けて生まれた
洋装本まで、本の形態の歴史を紹介します。
・冊子・小冊子(豆本)
・和書(和装、洋装)
・洋書
(3)本の装丁
装丁家の手になる、美しい装丁の本を紹介します。
・アンティーク洋書(19世紀)
・和本(江戸〜明治時代)
・日本の洋装本(明治〜昭和時代)
恩地孝四郎、杉浦非水など、装丁家の手になる本を展示します。
(4)ふくいの豆本
1953年(昭和28)小樽で発行された「ゑぞまめほん」をきっかけに、日本各地で
豆本が作られる豆本ブームが起きました。この豆本ブームのなか、ふくいで
生まれた「えちぜん豆本」「府中豆本」「福井豆本」を紹介します。
・えちぜん豆本
・福井豆本
・府中豆本
(5)絵本
子どもたちに大人気の絵本。不思議な絵の絵本や、とびだすしかけの
ポップアップ絵本、遠近法を用いて穴からのぞくと奥行きを感じられる
ピープショーなど、見て楽しい絵本を紹介します。
(6)雑誌
漫画雑誌、外国の雑誌など、表紙の楽しい雑誌を紹介します。
(7)読んで楽しむ絵本
会場にオリジナル大型ポップアップ絵本を置き、実際にページをめくって
読んでもらいます。
・『スウィング!!』(ページをめくると絵が動き、アニメーションのように
なる本)
会期中は、多数関連イベントを開催します。