平成30年9月27日
福井県立図書館
担当者:
長野、高村
電話:
0776-33-8860
メール:
tosyokan@pref.fukui.lg.jp
紹介:
http://www.library-archives.pref.fukui.jp/?page_id=138
【幕末明治福井150年博】 松平文庫テーマ展「春嶽の手紙にみるニックネーム−なまえのヒミツ その2 雅号・戯号−」を開催します
松平文庫には、文久3〜慶応3年(1863〜1867)に、松平春嶽が大名や幕臣、公家などの上流階級の人々に宛てた手紙と、彼らから受け取った手紙を写し取った帳面「御書翰」「御来翰」計42冊が伝来しています。
県立図書館では、これらの中から、春嶽と親しい人々との、ユニークな「雅号」や「戯号」などのニックネームを用いた交流についてご紹介します。
つきましては、県民の皆様への周知についてご協力をお願いいたします。
記
1 タイトル 【幕末明治福井150年博】
松平文庫テーマ展
「春嶽の手紙にみるニックネーム
−なまえのヒミツ その2 雅号・戯号−」
2 期 間 平成30年9月28日(金)〜11月21日(水)
[期間中の休館日:毎週月曜日(10月8日(月・祝)は開館)、
10月9日(火)、10月25日(木)]
3 場 所 福井県立図書館 閲覧室入口[観覧無料]
4 主な展示資料
・「御書翰」(227号)
松平春嶽が出した手紙の写し
・「御来翰」(228号)
松平春嶽が受け取った手紙の写し
5 手紙にみえる主な雅号・戯号
・松平春嶽…英明暢廸大老公(えいめいちょうてきだいろうこう)
「朝敵(朝廷に背く敵)」との悪口を受け、音が通ずる「暢廸
(のびる道)」や「暢適・長笛・調笛」などを自称。
・伊達宗城…弄鏃長面公(ろうぞくちょうめんこう)
「老賊(経験を積んだ悪者)」との悪口を受け、音が通ずる
「弄鏃(やじりをもてあそぶ)」を自称。「長面」は容貌か
ら。
・徳川慶喜…天下剛情公(てんかごうじょうこう)
自説を曲げない性格から。自らも手紙で「剛」と署名。春嶽は
慶喜への手紙に「剛情黄門君」「独木梁剛公閣下」と書いた。
・島津久光…大芋老公(たいかんろうこう)
「大奸(非常な悪だくみをする人)」との悪口から、音が通ず
る「大簡(非常に大まかなこと)」を自称。薩摩芋から「大
芋」に。
・山内容堂…鯨海酔侯(げいかいすいこう)
鯨がいる太平洋に面した土佐の酔いどれ大名の意。「南海酔
侯」「酔擁美人楼主人」などの号も使用。
6 そ の 他 県内の公共図書館が「幕末明治福井150年」を統一テーマに、
国体・障スポ(9/29〜10/15)の開催期間中に一斉に本の
特集等を実施し、来県者に向けて幕末明治期の福井の偉業を発信
し、おもてなしをします。