平成30年1月10日
福井県ふるさと文学館・福井県文書館
担当者:
尾崎、松井、中村
電話:
0776-33-8866
メール:
bungakukan@pref.fukui.lg.jp
紹介:
http://www.library-archives.pref.fukui.jp/
ふるさと文学館で明治を味わう二大企画展を同時開催!
今年が明治維新150年にあたることを機に、ふるさと文学館では、文学と歴史の両面から明治時代を振り返る二つの企画展を開催します。
期間中、講演会、映画上映会、クイズラリーなど関連イベントを開催しますので、県民の皆様への広報活動にご協力をお願いします。
また、19日(金)13:00から報道機関向け事前説明会をふるさと文学館にて行いますので、ご参加ください。
記
1 国立公文書館所蔵資料展「明治日本とふくいの軌跡」
(1)会 期 平成30年1月20日(土)〜3月18日(日)
(2)主 催 国立公文書館、福井県文書館、福井県ふるさと文学館
(3)会 場 福井県ふるさと文学館
(4)観覧料 無料
(5)内 容 明治前半期に近代国家の体制が整えられていく過程において、福井
ゆかりの人々の関わりと福井県誕生の経緯について紹介する。国立
公文書館の展示は、日本海側初開催。
(6)主な展示資料
・民撰議院設立建白書(国立公文書館蔵)
明治政府に提出された、自由民権運動の先駆けとして知られる資料。
板垣退助や福井ゆかりの由利公正らの署名が見られる。
・議事之体大意(福井県立図書館蔵)
由利公正が著した議事政治の方針で、「五箇条の御誓文」の原案。
・福井県置県1周年を喜ぶ松平春嶽の書簡(福井県蔵)
2 ふるさと文学館冬季企画展「明治維新150年 近代文学の夜明け」
(1)会 期 平成30年1月20日(土)〜3月25日(日)
(2)会 場 福井県ふるさと文学館
(3)観覧料 無料
(4)内 容 明治維新以降、西洋文化に影響を受け、日本の文学も新しいテーマ
や文体が生まれていった。一方で、岡倉天心が『茶の本』など英文
による著作を出版し、日本文化の素晴らしさを国外に発信する動き
もあった。これら日本近代文学を切り口に、明治時代を紹介する。
(5)主な展示資料
・樋口一葉自筆草稿「たけくらべ」(日本近代文学館蔵)
明治を代表する女性作家・樋口一葉の代表作
・夏目漱石自筆原稿「道草」(日本近代文学館蔵)
夏目漱石唯一の自伝的小説の原稿
・岡倉天心オペラ台本タイプ草稿「The White Fox」
(国立大学法人茨城大学五浦美術文化研究所蔵)
岡倉天心唯一のオペラ台本となった遺作
3 関連イベント
(1)講演会「近代文学の豊かな山並み−漱石を軸に考える−」
講師:中島国彦氏(早稲田大学名誉教授)
日時:平成30年3月24日(土)14:00〜15:30
会場:県立図書館 多目的ホール
定員:100名(要申込)/参加費:無料
(2)文学カフェ「天心の思想とそのまなざし」
講師:佐々木美帆氏(福井県立美術館学芸員)
日時:平成30年1月27日(土)14:00〜15:30
会場:県立図書館 研修室
定員:30名(要申込)/参加費:250円(飲み物代)
(3)明治文学キネマ(明治の文学や作家をテーマにした映画上映会)
会場:ふるさと文学館映像ルーム
定員:各回40名(申込不要)/参加費:無料
*当日12:00より文学館カウンターにて整理券配布
・1月28日(日)13:30〜
「天心」(2013年、122分)
監督/松村克弥、主演/竹中直人
内容/寺院の復興や東京藝術大学、日本美術院の創立に携わり、日本
近代美術の父といわれた岡倉天心の半生を描く。
・2月24日(土)13:30〜
「坊っちゃん」(1977年、92分)
原作/夏目漱石、監督/前田陽一、主演/中村雅俊
内容/東京の物理大学を卒業したばかりの江戸っ子気質で無鉄砲な
新任教師を主人公に明治の若者の姿を描く。
・3月11日(日)13:30〜
「天守物語」(1995年、105分)
原作/泉鏡花、監督・主演/坂東玉三郎
内容/播州姫路城の天守に棲む異界の主・富姫と一人の若侍の恋物語
を描いた幻想的な時代劇。
(4)クイズラリー
内容:会期中、二つの企画展に関するクイズを解くと、オリジナルグッズ
をプレゼント。(ふるさと文学館カウンターにて受付)
参加費:無料
(5)展示解説
日 時:平成30年1月20日(土)14:00〜
会 場:ふるさと文学館
その他:申込不要、参加無料
※会期中、土日を中心に両企画展の展示解説を行います。
※そのほか、平成30年2月1日に、県立図書館移転開館および文書館開館15
周年、ふるさと文学館開館3周年を迎えます。1月4日(木)から2月25日
(日)の間、多彩な記念行事を実施しています。