令和3年10月28日
文書館
担当者:
三好・柳沢
電話:
0776(33)8890
メール:
bunshokan@pref.fukui.lg.jp
紹介:
https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp
松平文庫テーマ展36「秀康刀剣ものがたり」を開催します
近年、刀剣を題材としたオンラインゲームなどを背景に、全国的に刀剣がブームとなっています。刀剣には長い歴史を経て受け継がれてきた物語性があり、これが多くの人を惹き付ける魅力の一つとなっています。
本展示では、初代福井藩主結城秀康にゆかりのある刀剣にまつわる資料を紹介します。
つきましては、県民の皆様へ周知くださるよう、ご協力をお願いします。
1 展示名 「秀康刀剣ものがたり」
2 期 間 令和3年10月29日(金)〜 12月22日(水)
3 場 所 県文書館閲覧室
4 主な展示資料
・「南越雑話 下」 松平文庫(当館保管)
1599年(慶長4)、佐和山城に蟄居することとなった石田三成を結城秀康が護送しました。三成はその御礼として名刀「石田(切込)正宗」を秀康に贈りました。同刀は国指定重要文化財に指定されています(東京国立博物館所蔵)。
・「越前世譜 秀康様御代(1)」 松平文庫(当館保管)
1600年(慶長5)、関ヶ原の戦いの直前、秀康は上杉景勝への備えとして奥州に残ることになりました。奥州に残る秀康に父の徳川家康は名刀「稲葉郷(稲葉江)」を授けました。同刀は国宝に指定されています(柏原美術館(山口県)所蔵)。
・「結城御代記」 松平文庫(当館保管)
天下三名槍の一つである「御手杵」は秀康が所持していたことを記録しています。同槍は結城晴朝が作らせたもので、秀康に受け継がれました。その後、秀康の子松平直基を経て、松平大和守家に伝来しました。