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文書館月替展示「おくりもので御国自慢」を開催します

平成31年2月28日  県文書館では、江戸時代の「おくりもの」(贈答品)をテーマとした月替展示「おくりもので御国自慢」を行いますので、お知らせします。
 江戸時代は、現代よりも品物の調達、保管や輸送がむずかしかったにもかかわらず、贈答は生活の一部といえるほど、頻繁なやりとりがされていました。
 本展示では、四賢侯の「松平春嶽」と「山内容堂」との間で贈答品とともに交わされた書状や、幕府老中水野家から「若狭塗箸」を求められて献上した経緯の記録など、福井藩や小浜藩の資料をとおして、春夏秋冬たえまなく人々の間を行き交っていた「おくりもの」を紹介します。

                  記

1 展 示 名 「おくりもので御国自慢」

2 期  間 平成31年3月1日(金)〜4月24日(水)
       ※休館日:毎週月曜日、3月18日〜25日

3 場  所 福井県文書館 閲覧室(福井市下馬町51-11 県立図書館内)

4 展示資料(一部)
 【春嶽・容堂おくりもの合戦】盃→鶴→蟹→鯨
  文久3年(1863)12月28日〜文久4年正月2日、於京都
  ・(1)春嶽から容堂へ−約束していた盃−
  ・(2)容堂から春嶽へ−(盃のお礼に)ライフル銃で獲った鶴−
  ・(3)春嶽から容堂へ−(鶴のお礼に)国許から届いた蟹−
  ・(4)容堂から春嶽へ−(蟹のお礼に)蟹のお礼に鯨−
   (松平文庫「御書翰」(県立図書館保管)、同「御来翰」(同))

 【はじまりは大坂冬の陣】寒中生鱈
  文久2年(1862)9月13日、於江戸、福井藩松平家→将軍家
  ・文久の改革で幕府が献上品・贈答品の受付を制限
  ・福井藩は“寒中生鱈”と“将軍拝領の鷹で獲った雁・鴨”の献上継続を
   伺い立て
   (松平文庫「越前世譜 茂昭様御第(6)(県立図書館保管))

 【幕政のトップ!老中水野家御用達】若狭塗箸
  天保2年(1831)7月25日、於江戸、小浜藩酒井家→沼津藩水野家
  ・水野家から突然のお呼び出し、なにかと思えば若狭塗箸のご用命
   (酒井家文書「酒井家御代記 参」(小浜市立図書館蔵)、
    酒井家編年史料稿本「酒井家編年史料稿本 巻五百六十五」(同))

 【浦の魚が春嶽公のご膳に!お口に!!】越前海岸の鯛
  文久2年(1862)5月16日、於福井
  ・南北菅生浦の南・北両浦から松平春嶽に鯛を2尾ずつ献上
  ※南畝菅生浦:越前岬と三国湊との間、現在の福井市南菅生町・北菅生町
   (松田三左衛門家文書「覚(御献上たい他諸覚)(当館蔵)、
    松平文庫「御側向頭取御用日記(6)」(県立図書館保管))

 【右から左へ】汐見饅頭
  慶応3年(1867)8月6日、於琵琶湖
  ・福井から京都への帰路
  ・福井の春嶽が大津の本陣でもらった汐見饅頭を彦根の船奉行にあげる
   (松平文庫「御側向頭取御用日記(14)」(県立図書館保管))
印刷用 印刷用ページ 添付資料 連絡先
文書館
担当者: 堀井、柳沢
電話: 0776(33)8890
メール: bunshokan@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://www.library-archives.pref.fukui.jp
記事ID: 0b39Sb1550545807da

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年月: 2019年2月
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