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松平文庫テーマ展35「幕末福井藩の大奥女中たち」を開催します

令和3年8月25日 福井藩では、幕府と同様に藩邸の奥向を「大奥」と呼んでいました。
文久3年(1863)、参勤交代の緩和によって松平春嶽の正室勇姫(いさひめ)が奥女中を引き連れて福井城下に引越すと、およそ200年ぶりに正室のいる「大奥」が出現しました。

ここでは、これまでほとんど知られていなかった幕末福井藩の大奥の職制、奥女中たちの出身身分や地域などとともに、その大奥の筆頭でいずれも春嶽に仕えた年寄「磯岡(いそおか)」と「八十瀬(やそせ)」の経歴とエピソードを紹介します。


1 展示名 「幕末福井藩の大奥女中たち」

2 期 間 令和3年8月27日(金)〜 10月27日(水)

3 場 所 県文書館閲覧室

4 主な展示資料
・「大奥女中分限帳」(松平文庫)
  幕末の福井藩奥女中の台帳。出身の身元引受人や昇進の経過を記した約120名分の履歴が貼られています。
   
・八十瀬御用書(小出家文書、福井県立歴史博物館蔵)
 「呉服の間」から「年寄」、暇(いとま、退職)までの任命状。

・「御側向頭取御用日記」慶応元年(1865)9月〜12月(松平文庫)
 慶応元年(1865)9月2日、松平春嶽と勇姫のマツタケ狩りのようすが記されています。

・八十瀬あて橘曙覧書状(小出家文書、福井県立歴史博物館蔵)
 奥女中から届けられた大安寺の山のマツタケに対する礼状です。
 
・「奥女中乳持起請文」(万延元年(1860)〜慶応3年(1867)松平文庫)ほか
 魔除けの護符の裏に服務規程(前書き)に背いた場合には神仏の罰を受けると書かれた乳母の起請文。血判が押されています。

5 関連イベント
 関連のトークイベントを9月26日(日)に開催します。
印刷用 印刷用ページ 添付資料 連絡先
文書館
担当者: 柳沢・宇佐美
電話: 0776(33)8890
メール: bunshokan@pref.fukui.lg.jp
紹介: https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp
記事ID: 4BKc841627609215ac

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