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絵本『海を渡った留学生たち』を刊行します

令和5年3月29日 　当館では、子どもたちが調べ学習に利用できるよう、ふくいの人物を紹介する書籍、紙芝居、絵本（これき人物シリーズ１〜１３）を刊行してきました。今回、絵本シリーズの第三作目として、明治時代の半ばにヨーロッパに渡った留学生たちの絵本を作成しました。
　つきましては、県民の皆様に広くお知らせいただきますよう、ご協力をお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　            記


１　書　　名　『海を渡った留学生たち』
     （これき人物シリーズ１４　絵本編３「芳賀矢一、藤代禎輔、夏目金之助(漱石)」）
　　　　　　　　
２　内　　容　
　明治時代半ば、国から選ばれて海外で学んだ、留学生3人を主人公とした絵本です。
　1900年9月、ふくい出身の国文学者・芳賀矢一は、帝国大学(東京大学)で同窓の友人、藤代禎輔(ドイツ文学者)、夏目金之助(漱石・英文学者)とともにヨーロッパへ向かう船に乗り込みました。彼らが立ち寄った第5回パリ万博で、西洋の文化や技術の進歩を目の当たりにし、思いを新たにそれぞれの留学先へと別れるまでを描いています。
　留学先での経験を活かし、日本の発展に寄与した海外留学生たちの足跡について知ることの出来る一冊です。

芳賀矢一(生没年：1867〜1927年)
　福井城下佐佳枝上町(福井県福井市)生まれ。明治〜大正時代に活躍した国文学者。ドイツで学び、帰国後は、近代的学問としての「国文学」の確立に尽力した。

藤代禎輔
　下総検見川(千葉県千葉市)生まれ。明治〜大正時代に活躍したドイツ文学者。ドイツで学び、帰国後は、ドイツ文学の研究の草分けとして活躍した。

夏目金之助(漱石)
　江戸牛込馬場下横町(東京都新宿区)生まれ。明治〜大正時代に活躍した英文学者、小説家。イギリスで英文学を学び、帰国後は第一高等学校(東京大学)などで講師を勤めたのち、作家となり、「吾輩は猫である」をはじめとする数々の作品を発表した。
　　　　　　　　
３　発　　行　福井県立こども歴史文化館

４　配 布 先　県内の幼稚園、保育園、小中学校および県内外の図書館、博物館等

５　有償頒布　当館受付カウンターにて、１部８００円で頒布します。
              通信販売も行います。
              詳細は電話（０７７６−２１−１５００）でお問い合わせいただく
　　　　　　　か、ホームページをご覧ください。 印刷用 印刷用ページ 添付資料 関連情報 連絡先
こども歴史文化館
担当者： 中原、奥田
電話： 0776-21-1500
メール： koreki@pref.fukui.lg.jp
紹介： http://info.pref.fukui.jp/koreki/
記事ID: 59b53d1676958509Q3

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