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「明治大学・福井県連携講座」を開催しました!

平成28年11月21日  11月20日(日)、明治大学駿河台キャンパスにおいて「福井藩と二人の“まれびと”大政奉還に影響を与えた横井小楠と坂本龍馬」をテーマに「明治大学・福井県連携講座」を開催しました。
 本講座は、明治大学の創立者の一人、矢代操(やしろ みさお)氏が福井の鯖江藩出身という縁で始まったもので、今回で9回目の開催となります。
 会場には約230人の歴史愛好者らが参加し、参加者は横井小楠や坂本龍馬、松平春嶽、由利公正等の幕末から明治維新期の福井県ゆかりの偉人の功績や魅力などを学びました。
 講座の概要等は次のとおりです。

1 日 時  平成28年11月20日(日)13:00〜15:30

2 会 場 明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1階リバティホール

3 テーマ「福井藩と二人の“まれびと”
             大政奉還に影響を与えた横井小楠と坂本龍馬」

4 講座概要

 (1)基調講演「福井藩の賓師 横井小楠」
    講師 加来 耕三氏(歴史家・作家)
  
  <内 容>  
   ・小楠は欧米と渡り合える思想を持っていた人物。その思想の根底は朱子
    学にあり、道徳を重んじ、正義の有無により物事の良し悪しを判断する
    ことをモットーとしていた。
   ・残念なことは、明治2年に刺客に倒れたこと。もし、西南戦争まで生き
    ていたら、異なる思想の下、新政府が運営されただろう。後の自由民権
    運動とは違う思想が出てきたかもしれない。
   ・小楠は実学を重視し、学問は政治に使ってこそ意味があると考えた。
   ・幕末において福井藩は公武合体派であった。横井小楠は、公武の「公」
    に力点を置いていた。徳川慶喜は「武」に力を置いており、そこに大き
    な違いがあった。
 
 (2)基調講演「福井藩と坂本龍馬」
     講師 角鹿 尚計氏(福井市立郷土歴史博物館館長)

  <内 容>  
     ・姉乙女宛龍馬書簡に“大藩から支援を受けている”という言葉がある。
    龍馬が頼った大藩は、福井藩であったことが研究家から認められている。
   ・春嶽の「虎豹変革備考」(こひょうへんかくびこう)を読むと、早くか
    ら大政奉還や議会政治構想を持っていたことがわかる。春嶽は“幕私”
    ではなく公正無私の政治を行うべきと考えた。デモクラシーは福井から
    始まったと言っても過言ではない。
   ・龍馬も小楠も福井から活躍の場を広げていった。二人は、土佐藩、熊本
    藩の出身であるが、福井藩が世に送り出したと言える。福井藩がなけれ
    ば、二人の活躍はなかった。

 (3)パネルディスカッション
    ・加来 耕三氏
    ・角鹿 尚計氏
    ・落合 弘樹氏(明治大学文学部教授)

  <内 容>  
     次の内容についてディスカッション
   ・松平春嶽と徳川慶喜が目指した公武合体論の差異
   ・福井藩の挙藩上洛計画とその挫折
   ・松平春嶽が目指した大政奉還

※ご希望があれば講座の写真データをお渡しできますので、お申し出ください。 
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